コンテンツへスキップ

ID・パスワードブックも販売!パスワードを紙に記録するのは危険?

ID・パスワードブックも販売!パスワードを紙に記録するのは危険?

仕事や勉強もウェブサイトやアプリでできることが増えてきて、世代を問わずデジタル化が主流となっています。便利な反面、ユーザーIDやパスワードが増え続けたり、個人情報流出の懸念が出てきたりと、大変なことも多いのではないでしょうか。そんなIDやパスワードの管理、あなたはどうしていますか?最近ではパスワードを管理できるアプリも増えてきて、ログインのたびに入力する手間が省けたり、またデバイス自体に記憶させることもできますよね。まだデジタル管理が主流でなかった頃から、パスワード管理 ノート にメモして残す管理方法を続けている人も多いでしょう。

より安全に、そして確実にパスワードを管理しておくためには、一体どんな方法が正解なのでしょうか?

どうするのが正解?安全なパスワード管理

パスワードを安全に管理する方法で、「これが一番!」という方法はありません。なぜなら、どの方法にも安全性の高い点と危険な点が存在しているからです。デジタル管理でもアナログ管理でも、便利なアイテムが多数展開されており、使い方次第でそれぞれに合った安全な管理方法を見つけることも可能です。

実はアナログ管理が主流になり始めている!

意外なことに、今はパスワード管理 ノートに書いて自宅で保存しておくという方法を採用する人が多いのです。こんなにパスワード管理が手軽で簡単になってきた世の中で、どうしてあえてアナログ方式で保存する人が増えているのでしょうか?一見すると、非効率的で面倒だと思われるアナログ管理ですが、実は大きなメリットと安全性が隠れていたのです。

アナログ管理のメリットは?

パスワード管理 ノートに書いて保存するアナログ管理。そのメリットは、挙げればきりがないくらい多く存在します。

情報漏えいの心配が少ない

パスワード管理アプリで保存したパスワードたちは、当然デバイスの中やクラウドサービス上に保管されることになります。暗号化され、安全に保存されているのは事実ですが、やっぱりハッキング等の標的にはなりやすいですよね。紙に書いて保存する方法でも、自宅のどこかに置いておくわけですから、当然空き巣などに入られてしまった場合には危険です。しかし、パスワード管理 ノートに書いたものは、通帳や印鑑のように特徴的なものではないので、広い家の中で空き巣がそれを探し当てることは難儀だといえるでしょう。とはいえ、危険性がゼロとは言い切れないので、厳重な管理が必要ですね。

ノーコストで手間もかからない

パスワードをアナログ管理するのに必要なのは、紙とペンだけ。家にあるノートで簡単に始めることができるので、お手軽といえるでしょう。パスワード管理アプリは、無料のものから月額料金がかかるものまで様々。もちろん無料で済ませたいと思いますが、それだとセキュリティの脆弱性が懸念されます。一方アナログ管理は、紙とペンの金額で左右されることは一切ありませんね。

アナログ管理のデメリットは?

とはいえ、アナログ管理にもデメリットがあります。主に”労力がかかること”が多いので、それが気にならなければ、デメリットにすらならないかもしれません。

コピペができない

アナログ管理を検討する人が特に懸念するのは、コピペができないというデメリット。デバイスにパスワードを記憶させることもできますが、個人情報の流出が心配な場合には避けたい方法ですよね。そのためのアナログ管理なのですが、そうすると自ずと手入力しなければいけなくなり、頻度が多いと煩わしくなってしまうかもしれません。

物理的に紛失する可能性

会社と自宅の両方でパスワードを使う場合など、持ち運ぶ機会が多いと心配なのが、物理的な紛失。アナログ管理はバックアップ等も取れないので、なくしてしまうと危険なだけではなく、全ての個人情報を失うことにもなります。アナログ管理する際の鉄則は、不要不急の持ち出しを避けることです。

探し当てるのが大変

アナログ管理をする場合、パスワード管理 ノートに書き連ねていくことになります。その際、登録した順に上から書いてしまうと、その量が膨大になったとき、必要な情報を探し当てるのが困難になることも。インデックスシールなどを活用して、五十音順などで書くようにすると見やすくなりますよ。

デジタル管理ではダメ?意外な落とし穴も

このデジタルな社会で、ソフトやアプリを使った管理方法にトラップなどあるのでしょうか?意外に知られていない注意点について見ていきましょう。

管理しているソフトがサービス終了してしまう可能性

デジタル管理をするには、アプリやソフトを使う方が多いと思います。しかし、そのアプリやソフトが5年、10年とサービスを続ける保証はどこにもないのです。万が一サービス終了になってしまったら、また別のサービスにデータを移行する必要がありますね。とても手間ですし、個人情報を全て取り出して別の箱に入れるという作業は、流出の可能性も一気に上がる危険なもの。できればずっと同じサービス内で完結させたいですが、それが100%叶うと言い切れないという点があります。

デバイス自体が故障した時のリスク

パスワードを管理しているデバイス(パソコンやスマホなど)自体が故障し、電源が入らないなどの事態に見舞われたとき、デジタル管理しているパスワードデータも閲覧できなくなる可能性があります。物理的には存在しないデータだからと言って、絶対に紛失を避けられるというわけではない、というのも隠れたデメリットでしょう。

まとめ

パスワードを管理するにもパスワードが必要というくらい、パスワードが乱立している現代。だからこそデジタル管理一択!と考えられがちなのですが、実は紙に書いて自宅で保管するという、一見すると前時代的な方法のほうが安全である面も多いのです。また、そんなアナログ管理に特化したパスワードブックも多数展開されていますね。それぞれにとって使いやすく、安全な方法を見極めていきましょう!