年々技術が発展して精度も増してきた「顔認証」、皆さんは顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」を知っているでしょうか？今回は顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」について調べてみました。
顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」とは？
顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」とは、NECが開発したクライアントPCを起動してからログアウトするまでのセキュリティを確保するためのセキュリティソフトです。Windowsのログイン、アプリケーションへのログイン、ID/パスワードに代わる本人認証手段として使用することができ、クライアントPCのWebカメラを用いて顔認証をすることができます。NeoFace Monitorはマスク着用時の顔認証にも対応しており、ログオン後の一定間隔での認証によってなりすましなどの情報漏洩防止にも対応しています。
「NeoFace Monitor」最新バージョンは？
最新バージョンは2023年3月29日に発売されており、顔認証エンジンを採用したPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」のパッケージ版、クラウド版で、それぞれ新バージョンの販売を開始しています。
パッケージ版「NeoFace Monitor V7」
パッケージ版の最新バージョン「NeoFace Monitor V7」では、これまでデータ項目ごとに分けられていた画面を統合することでユーザー情報の管理や設定画面の操作性を改善しました。ユーザーごとに設定全体を一括して管理できるようになったのは大きなプラスポイントになりました。その他、ユーザー情報をインポートするCSVファイルも2種類へ統合されるなど、ユーザー検索でも細かな条件指定ができるようになり、使い勝手がよくなりました。
クラウド版「NeoFace Monitor R1.3」
クラウド版の新バージョン「NeoFace Monitor R1.3」では、Azure AD参加に対応し、オンプレミスにAD環境を持たないフルクラウドのAzure AD環境で運用されているPCでもNeoFace Monitorを使った顔認証ログオンが可能になりました。さらにNECが展開する生体認証サービス「Bio-IDiom」とのID連携に対応したことにより、決済などBio-iDiomの認証を使っていたサービスで、NeoFace Monitorとユーザー管理を一元化できるようになり、かなり使い勝手がよくなっています。
「NeoFace Monitor」の気になる値段は？
パッケージ版「NeoFace Monitor V7」の希望小売価格は税抜で、新規クライアントライセンスが1台あたり14,500円で保証パック（年額）2,300円+クライアントソフトウェアのダウンロード料金が1,000円となっています。クラウド版「NeoFace Monitor R1.3」の希望小売価格は税抜で月換算1ユーザーあたり300円〜となっており、初回購入時に最低12ヶ月分かつ10名以上での購入が必要となっています。決して安いとは言い切れませんが検討する価値がある値段でもあるように思えます。
まとめ
いかがだったでしょうか？顔認証が世の中に広まり出して、それほど歴史があるようにはまだ感じませんが目まぐるしい進歩を遂げています。当初はマスクをしていたら判断ができないなどの問題もありましたが、現在では当たり前にマスク付きでも認証してくれます。もう一つのセキュリティとなった顔認証のセキュリティソフト「NeoFace Monitor」、興味があれば一度検討されてみてはいかがでしょうか？
