コロナの影響で、インターネットの利用時間が以前よりずっと長くなりました。そのため、パソコンに詳しくないインターネット利用者を狙った詐欺が急増しています。
今話題になっていのが「サポート詐欺」で、その1年間の被害額は過去最大の3億9,000万円到達。国民生活センターからも警告が発表され、注意喚起が行われています。今回は、被害者が爆発的に増加している「サポート詐欺」に遭わないための対策をご紹介します!
サポート詐欺とは?
被害に遭わないために、まずは「サポート詐欺」とは何なのかを知る必要があります。
インターネットを閲覧している際に、よく広告を見かけますよね?普段はCMみたいな広告ですぐわかるのですが、そんな広告を利用して詐欺を働くのが「サポート詐欺」。「ウイルスに感染しました」や「個人情報が漏洩しています」という警告メッセージを表示させ、このような警告メッセージを通して、被害者に電話をかけさせたり、不正のソフトウェアをインストールさせたりするように誘導します。
国民生活センターも警告
サポート詐欺は、2012年から存在しています。日本国内では、2015年ごろから話題になっており、2019年1月~3月の間に500件以上の相談が情報処理推進機構に寄せられました。そして、コロナ禍においてサポート詐欺の被害や相談件数が爆発的に増加したため、2022年2月24日国民生活センターは、サポート詐欺についての注意喚起を行いました。
サポート詐欺の仕組み
サポート詐欺の仕組みはいたって単純!ユーザーが閲覧しているときに表示されるように、Webサイトの広告に警告メッセージを仕掛け、ユーザーを迷わせ、「サポート窓口」を装う電話番号へ連絡させます。このような警告が表示されても、実際にウイルスやマルウェアに感染していたり、個人情報が漏洩していたりしていることはありません。詐欺師の目的は、単に警告メッセージを通して、サポート窓口へ直接連絡を取るよう誘導することです。被害者と直接連絡を取ることで、有料のサービス契約を結ばせたり、有料ソフトウェアをインストールさせたりすることで、お金を騙し取ります。
仕組みは単純なんですが、サポート対応が本格的な感じで、芸能人の被害者も発生しています。
サポート詐欺の対策
1番重要なのが、どうやってサポート詐欺の対策をとるかということです。サポート詐欺の仕組みは単純なので、対策も簡単です!
- 警告メッセージは無視する、またはすぐに閉じる
- 警告メッセージに表示される電話番号に絶対に連絡しない
- 警告メッセージに表示された電話番号をネット検索し、確認する
- 絶対に警告メッセージの言う通りにしない
- 信頼できる第三者のサポートに頼る
サポート詐欺にあわないため、紹介した5つの対策方法を覚えておきましょう!
ウィルス感染対策には、セキュリティソフトが安心!
サポート詐欺の警告では、セキュリティソフト会社やサポート窓口と思われる電話番号が記載されていますが、本当にウイルスに感染しているのかすぐに確認できたらもっと安心できますよね。そんな時、セキュリティソフトを導入していれば、怪しい警告が表示されてもスキャンを行って実際に感染しているかチェックができますよ。
最後に
最近では、芸能人でもサポート詐欺の被害に遭う人も出てきており、話題になっています。インパクトのある警告を表示させ、被害者を不安にさせることで不正な行為を働くものなので、まずはご紹介した簡単な対策方法を実践しながら、アンチウイルス対策ソフトのインストールも検討しましょう。