「メタバース」は皆さん聞いたことありますか?
「いや、ごめんなさい、初めましてです・・・」「最近よく聞くから言葉は知ってるけど説明はちょっと・・・」ほとんどの方がこういう状態ではないでしょうか。
今回は、そんな皆さんのためにメタバースについて徹底的に解説していきます。
メタバースとは
現在、非常に注目を集めているメタバース。まずは、その意味から解説していきます。
メタバース 意味
メタバースとは、一言で表すと「仮想世界」のことです。「Meta=高次の〜・超〜」+「Universe=領域」=「Metaverse=高次の領域」と二つの言葉を組み合わせた造語です。最近では「Facebook」が、社名を「Meta」に変更して話題になりました。高次の領域、つまりは仮想世界というわけです。
また、メタバースの特徴としては仮想空間内で作成したアイテムなどを売買して仮想通貨を獲得することができます。要するに「稼ぐ」ことができるのです。
メタバース 種類について
では、実際にメタバースにはどのような種類があるのでしょうか。主に活用されているのは「ゲーム」分野と「ビジネス」分野です。
ゲーム分野
ゲーム分野でオススメなのが「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」や「Decentraland(ディセントラランド)」などです。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、仮想空間内で建物やアイテムなどを自由に作成できるもので、大人気のマインクラフトに似ています。ゲーム内でオリジナルアイテムの売買を行うことで仮想通貨が手に入ります。
Decentraland(ディセントラランド)は、仮想空間内の土地であるLAND(ランド)が区画ごとに販売されており、所有者は建設やイベントの開催などが可能です。
ビジネス分野
ビジネス分野では、「バーチャルオフィス」「バーチャルイベント」「バーチャルショップ」など多くの仮想空間が展開されています。
バーチャルオフィスでは、自身のアバターを使って出社し、まさに現実同様、社内でコミュニケーションをとり、仕事を進めていくことができます。
メタバース メリット・デメリットは?
メタバースは、最新の技術であり、新たなサービスを生み出していますが、メリットの反面デメリットも存在します。ここでは、表と裏の両方を理解しましょう。
メタバースのメリット
メタバース発展のメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。
- 交流の幅が広がる
- 日常・非日常どちらでも活用できる
- テレワークにも有効
- 実は稼げる
場所にとらわれず利用可能でかつ、仮想通貨との関連性から資産を増やす手段にもなり得るところがメリットと言えるでしょう。
メタバースのデメリット
一方で、デメリットは主に以下の内容になってくるでしょう。
- セキュリティ面の不安
- 対面での関係が希薄になりがち
- 専用の機器が必要になる場合も
SNSの発展により対面以外の部分でやり取りする部分も増えてきたので、対面の関係性に関してはそれほど重要ではないかもしれませんが、やはりデメリットと言えそうです。
また、特に重要な部分がセキュリティ面です。セキュリティ面のどこに問題があるのか深堀っていきます。
メタバース セキュリティ対策について
メタバースが今後発展していく中で、どういったセキュリティ面の課題があるのでしょうか。
セキュリティ課題
メタバースのセキュリティ課題は、大きく分けて2つです。
- システム的観点
- プライバシー的観点
システム面だとやはりネットワーク攻撃、情報の搾取、データ侵害、こういったところが課題視されています。プライバシー面では「なりすまし」や「盗聴・盗撮」といった内容が課題とされています。これらは一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)と一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)といった有識者たちによる協議で報告されたものです。ただし、皆さん自身でも対策できる部分は対策しておくに越したことはありません。
ウイルス対策ソフト
セキュリティ対策として、有効なのは「ウイルス対策ソフト」です。無料のものから有料のもの、対応範囲も無数にあり「どれを選べばいいかわからない」という方も少なくないでしょう。
今回は、あくまで一例ですが以下の二つは非常に有名なソフトです。是非ご自身でも調べてみてください。
- ノートン360
- ウイルスバスター
どちらも有料のソフトですが、世界・国内でも圧倒的人気を誇るソフトです。一番安価なプランで約3,000円程度ですから試してみる価値はあるかと思います。
最後に
「メタバース」というホットな話題を取り上げましたが、光の影には闇ありと様々な課題も浮かび上がってきました。しかし、恐れて逃げるのではなく、正しくリスクを理解しその上で利用することが最も重要です。その足がかりにして頂けると幸いです。