昨年発売されたWindows11の初アップデートで世の中が賑わっている中、さらなるBigニュースが飛び込んできました!
あのウイルス対策ソフト「ノートン」シリーズを手掛けたアメリカのNortonLifeLock(ノートンライフロック)とAvast Software(アバスト ソフトウェア)が、複数のアンチウイルスブランドを持つセキュリティ企業として企業名も新たにスタートするんだそうです。その名も「Gen Digital」。
この記事では、「Gen Digital」がなぜユーザー数5億人を超える企業になったのかを簡単に説明していきたいと思います。
ノートンとアバストが「Gen Digital」となるまで
「Gen Digital」は、Norton Life LockがAvast Softwareを吸収合併したことによって始動しました。
アバストの歴史
Avast Software(アバスト ソフトウェア)は、2016年に「AVG(エーブイジー)」を買収。2017年には「CCleaner(シークリーナー)」も買収しました。
ノートンの歴史
もともとはアメリカの「Symantec(シマンテック)」というブランドだったのですが、2019年にBroadcom(ブロードコム)がSymantecブランドと同社の法人向けセキュリティ事業を買収しました。
その際に残ったコンシューマー事業を手掛ける企業として「Norton Life Lock」が誕生しています。その後、Norton Life Lockは2020年に「Avira(アヴィラ)」を買収。2021年9月には、チェコを拠点とするAvast Softwareの吸収合併して、2022年11月に企業名を「Gen Digital」とすることを発表しました。
「Gen Digital」の今後
Gen Digitalは、複数のアンチウイルスブランドを持つセキュリティ企業として「Norton」「Avast」「LifeLock」「Avira」「AVG」「CCleaner」を内包。セキュリティソフトユーザー総数は、150ヶ国以上の国々で5億人を超えるそうです。
そんなGen Digitalは、本社をチェコ(プラハ)とアメリカ(アリゾナ州)の両方に置き、今後ナスダックに上場予定と発表しています。
また、今後はアバストとノートンの両社が抱えている個人向けのチームを統合していくほか、それぞれの強みや技術などを融合したセキュリティソリューションの開発を始めるそうです。
最後に
Norton Life LockもAvast Softwareも、各々が買収した会社の強みを活かしたアンチウイルスソフトを世界へ提供してきました。
Gen Digitalは、デジタル化が進んだ世界においても、サイバー犯罪などの危険を心配せず、自由にデジタルを使いこなせる環境である「デジタルフリーダム」を提供していくことを目標に掲げています。
「Gen Digital」へと生まれ変わり、デジタルフリーダムが実現する世界が待ち遠しいですね!