3月1日に国内で提供が開始された「アバスト ブリーチガード」は、プライバシー管理をより強化し、ユーザーが簡単に個人情報を保護できるよう支援してくれるセキュリティソフトです。本記事では「アバスト ブリーチガード」の紹介をしていきます。
個人情報管理の重要性は?
近年、情報システムやインターネットは企業などの運営に欠かせないものになりましたが、情報システムの停止による損失、顧客情報リークなど、情報セキュリティ上のリスクは大きな影響をもたらします。
一般ユーザーのプライバシーは、追跡広告のような手法による収集と利用の問題も明かされており、広告をはじめとした企業に利用されているユーザー個人の行動に関する情報を是正しようとヨーロッパをはじめ、世界的にその考え方が広まっています。
現在のところ、追跡広告はまだ合法なので、サイバー犯罪から身を守る方法としてインターネット上の個人情報管理するためのプライバシー保護製品の使用は必須になります。そこで、個人情報をオンラインで悪用されるのを防ぐための「アバスト ブリーチガード」です。
アバスト ブリーチガードの機能は?
無料セキュリティソフトで有名なアバスト社が開発した「アバスト ブリーチガード」が、個人の情報漏洩を監視するために備えている機能は以下の通りです。
24時間365日の個人情報漏洩監視
犯罪の温床となりやすい、一般的なウェブブラウザでは参照できないサイト、検索エンジンでも検索できないサイト(ダークウェブ)を自動的にスキャンし、そういったサイトでのデータベースにユーザーの個人情報が保存されていたら、通知してくれます。
24時間監視し、アカウントを保護する方法についてアドバイスもしてくれるので、個人情報漏洩のリスクを減らすことができます。
プライバシー設定アドバイザー
グーグルなどにおけるオンラインプライバシーの設定を最適化するため、積極的にヒントをくれたり、人気の高いサービスの既存設定を元に、情報の共有や位置情報などのアップデートを監視し、設定の変更を検討するようユーザーにアドバイスをしたりしてくれます。
プライバシースコア
プライバシースコアと改善点を表示するダッシュボードがあり、プライバシースコアを向上させるためのアドバイスをくれる機能です。
ニュースフィード
プライバシーリスクに関するリアルタイムのニュースフィードが含まれている機能です。
アバスト ブリーチガードの最低システム要件は?
「アバスト ブリーチガード」をインストールするためのWindowsとMACの最低システム要件ですが、インターネット接続と1024 x 768ピクセル以上の最適な標準画面解像度はどのOSにも必要となります。
Windows
- 対応OS:MobileおよびIoT Editionを除くWindows 11、MobileおよびIoT Editionを除くWindows 10、RTおよびStarter Editionを除くWindows 8/8.1、Windows 7 SP1 以降のすべてのエディション
- プロセッサ:Intel Pentium 4 / AMD Athlon 64 以上
- メモリー:1 GB以上
- ハード ディスク空き領域:500 MB 以上
MAC
- 対応OS:Apple macOS 10.13.x〜macOS 12.x
- プロセッサ:Intel の 64 ビット
- メモリー:512 MB以上
- ハード ディスク空き領域:300 MB以上
まとめ
「アバスト ブリーチガード」は、海外でも人気のアバスト社の新製品です。プライバシー管理の脆弱性を分析とその対応の指示、ダークウェブ上で漏洩した個人情報を検査して検出、さらに広告ビジネス等による個人情報の利用制限のアシストをしてくれる優秀なセキュリティソフトです。