iPhoneは日本で最も有名なスマートフォンですね。スマートフォンは手軽に使えて便利ですが、ウイルス感染によるリスクもあります。この記事ではiPhoneが感染するウイルスと、その対応方法をまとめました。
iPhoneがウイルスに感染してしまうケース
iPhoneはセキュリティ面に優れているので、ウイルスに感染する確率は高くないとの情報もありますが、リスクはあるため注意が必要です。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は実在の企業などを装い、危険なサイトへと誘導してきます。主な目的は個人情報の入力のことが多いですが、ウイルス感染を起こすこともあります。
フィッシングメールによるもの
ショッピングサイトなどを装ったメールが届くことが多いようです。
フィッシングメールの半数以上はAmazonと言われています。Amazon 誰かがあなたのアカウントにサインインしようとしています 承認 否認のようなメールが届いたときは注意しましょう。メールにファイルが添付されている場合は特に注意が必要です。
カレンダーアプリによるもの
“Apple製品のカレンダーアプリには、iCloudに登録されている友人や知人にイベントへの出席を依頼する機能が備わっており、しかもデフォルトの設定では、連絡先に含まれていない人物からも出席依頼を受け取れるようになっています。”
引用:カスペルスキー
この機能を悪用すると、メールアドレスさえわかればイベントを追加することができてしまいます。iPhoneのカレンダーアプリに突然、身に覚えのないイベントが追加されていた場合、添付されたURLをクリックしないようにしましょう。
ジェイルブレイク(脱獄)
ジェイルブレイクとは、ツールなどを用いてiOSを改変し、通常は使用できないアプリやソフトウェアを使用できるようにすることです。これにより、危険なアプリをインストールしてしまう可能性があります。
apple社はiPhoneのウイルス感染を防ぐためにアプリに厳しい審査を課しています。ウイルス感染を防ぐためにはApp Storeからインストールしたアプリのみを使用したほうが良いでしょう。
不正なアプリから感染
不正なアプリをインストールすることでiPhoneがウイルスに感染する危険があります。
iPhoneの使用中「ウイルスが検出されました。」「警告!」などのポップアップが出ることがあります。本物の警告であれば、ポップアップの内容は通知のみで、アプリのインストールなどを促すことはないため、ポップアップの指示に従わないことが大切です。
iPhoneがウイルスに感染したときの対応は?
iPhoneがウイルスに感染した場合にすべきことは以下のとおりです。
- ウイルス対策ソフトをインストールする
- iOSをアップデートする
- アプリを削除する
- 履歴の削除や、以前のバックアップデータからの復元を試す
- 初期化する
iPhoneがウイルスに感染しているか確かめる方法は?
iPhoneにはウイルススキャンの機能がありません。なので、iPhoneがウイルス感染した際に起こる異常を早く見つけることが大事です。iPhoneがウイルスに感染すると以下のような現象が起こります。
- 見知らぬアプリがインストールされる
- アプリが強制的に終了する
- 通信データ使用料や利用料が不可解に増加する
- 怪しいポップアップ表示が出る
- バッテリーの消耗が激しくなる
まとめ
「iPhone」のウイルス種類別の確認方法や対応についてまとめました。iPhoneはウイルス感染の可能性が低いと言われていますが、使い方によってはリスクがあります。万が一ウイルスに感染した場合は早く気が付き、対処することが必要です。
iPhoneがウイルスに感染しないよう、推奨された使い方で利用する、怪しいURLをクリックしないなどを心掛けましょう。